AIきりたんを使って無料でボカロPになる方法
話題のAIきりたんをStudioone/Window10で使用しましたので、その流れを簡単に説明したいと思います。
これだけのクオリティの物を無料で使えるので、まだゲットしていない方は是非使ってみましよう!
(今回の説明にはStudiooneを使用していますが、他のDAWでも同じような手順で使えると思いますので参考にして頂ければ幸いです)
用意する物
まずは下記の2つのアプリをダウンロードしてください。
MuseScore
↓↓のサイトから無料でダウンロードできます。
NEUTRINO
↓↓のサイトから無料でダウンロードできます。
歌わせる流れ
今回はこのStudio Oneに打ち込んだこの【カエルの歌】のメロディを歌わせてみたいと思います。
①きりたんに歌わせたいメロディを右上のファイルを選び【Alt】を押しながらドラッグ&ドロップ(Studiooneの場合)デスクトップなりに持っていきmidiファイルにする。
今回はデスクトップに持っていきました。
②先程ダウンロードした【MuseScore】を開くとまっさらな譜面が出るのでそこに先程のmidiファイルをドラッグ&ドロップ。
先程入力したカエルの歌の五線譜が出てきます。
③音符を選択し【Ctrl】+【L】で歌詞を入力できるので、文字を打つ。
④音符を選択した状態でテンポを押して、任意のテンポを入力する。
ここでは70に設定しました。
1度再生を押して確認してみましょう。おかしな所があれば【MuseScore】上でも手直しできます。
⑤左上の【ファイル】から【エクスポート】を選択しファイルの種類を【非圧縮Music XML】を選んで【保存】する。
⑥次に【NEUTRINO】を開く、【score】から【musicxml】を選択する。
そのフォルダの中に先程保存した【非圧縮Music XMLファイル】を入れる。
※非圧縮Music XMLファイルは何も移動してなければドキュメントの中の【MuseScore】の【スコア】の中にあるかと思います。
⑦メモ帳を開くそこに【Run.bat】をドラッグ&ドロップする。
こんな感じの物が表示されます。
※メモ帳は左下のWindowマークの【Windowアクセサリ】の中にあるかと思います。
⑧画像の場所の部分を先程の歌わせたいファイルの名前に打ち直し、【ファイル】から【上書き保存】する。
※拡張子(.よりあとの文字)は入力しなくてよいです。
※半角英数でないと多分ダメです。
⑨【Run.bat】をダブルクリックすると何か表示されます。しばらくすると(けっこう待ちます)勝手に消えますので、消えたら【output】の中にWAVファイルが出来上がってます。
WAVファイルなのでそのまま再生しても歌います。
DAW上に持っていくには、WAVファイルをデスクトップや任意のフォルダに持っていき、DAWを開いてStudiooneならファイルから直接ドラッグ&ドロップです。
こんな感じに歌ってくれます。
ちょっと音が高かったのかロックな印象です。
最後に
工程がちょっと多いので複雑に見えますが、慣れてしまえば簡単です(ちょっと面倒くさいだけです)
それにこれだけのクオリティの物が無料で使えるなら、チャレンジのやりがいがあります。
ちなみにきりたんは初音ミクのように調教ができないので、ベタ打ちのみの入力にはなりますが、それでこれだけ歌えるなら即戦力です。
しかしきりたんも苦手な歌もあります、自分の場合オリジナル曲を作っていた際、最後「連れ去られちゃうーわー」と、つまってしまう感じになってしまいました。
しかしWAVファイルなのでDAW上で不要な部分を切ってしまい編集すると、いい感じになりました!
それにベタ打ちとはいえ、エフェクトはかけれるのでリバーブやコンプ、イコライザー等で仕上げればよりいい感じになります。
良ければこちらも聴いてみてください☆
もしDAWを持っていない方もStudiooneなら無料で使えるStudioone Primeという物がありますので、それを駆使すると(きりたんの場合ソフトではなくファイルなのでPrimeでも使えると思います)完全無料のボカロPになれると思います、しかし他の音源ソフトを追加等できないので、ある程度したら有料版が欲しくなってくるかと思います。